ぱっちんのお道具箱

アラフォー男に子供が誕生!「理想の」マイホーム購入を夢見て色々なことに取り組みます。

飲食業で10年間働いたから言える!実際に感じたメリット4つ・デメリット4つ

 

「そうだ!飲食店で働こう!」

 

 

と考えられている方へ、10年間飲食業(和食、中華、フレンチ、イタリアン、ファーストフード等)で働いてきた私が実際に感じたメリット、デメリットを紹介させて頂きます。

 

またデメリットに関しましては回避が可能かもしくは不可能かも書かせて頂きます。

 

メリット、デメリットを考慮頂き是非とも就職・転職のお役に立て頂ければと思います。

 

 

f:id:pattin:20190523203129j:plain

 

 

まず本題に入る前に

 

「そうだ!飲食店で働こう」

 

と思ったきっかけは何だったのでしょう?

 

・将来は飲食業で独立したい

 

・単純に興味がある

 

・容易に就職・転職が出来そう

 

いろいろなきっかけがあると思います。

 

10年ひと昔と言いますが、飲食業も10年前とは変わってきております。

 

 飲食業のイメージとしてよく言われていたもので

 

給料が安い!

 

聞かれたことがおそらくあると思います。

 

これに関しましては私の給料とポジションの推移でご説明いたします。

 

元々私は飲食業のコンサルタントとして飲食業に入りました。

 

コンサルタントなどと大層な言い方をしておりますが、いわゆる人の足りない飲食店へのヘルプみたいな立ち位置で仕事をしておりました。

 

24歳(コンサルタント):年収350万(年俸制

ほとんど休みなく働き続け、半年でのヘルプ業種が和食、洋食、フレンチ、イタリアンとほぼ毎月仕事内容が変わっていました。

           ↓

25歳(コンサルタント):年収435万(年俸制

居酒屋での支援の際、採用システムとオペレーションシステムを提案。

採用されたことにより、給料アップ。

           ↓

26歳(スーパーバイザー):年収600万(年俸制

元支援先よりお声がけ頂き転職した結果、給料アップ。

           ↓

28歳(エリアマネージャー):年収650万(年俸制

別業態からお声がけを頂き、給料アップ。

           ↓

32歳(スーパーバイザー):年収500万

あることがきっかけで転職。まだ経験していない初の業態に挑戦のため

給料がダウン。

 

あくまで私の例ではありますが、安いってイメージは正直なかったです。

むしろ同年代の中ではもらっている方でした。

 

どの業種でも言えますが、「成果」=「出世」は飲食業も同じです。

店長以上になれば他業種とそれほど変わらない給料ではないでしょうか。

 

 私の周りにいた飲食業の人たちも同じくらいの給料をもらっておりましたので、正直世間で思われているほど給料が安いとは感じませんでした。

 

現在でも大手ではそれなりの給料が出ますので給与面ではデメリットはありません。

もちろんメリットもありませんが。

 

では私が10年の間に感じたメリットとデメリットとは次でお話させて頂きます。

 

私が10年の飲食業従事で感じたデメリット

 

 

・ 長時間勤務

 

これは10年経っても変わらないのが現状です。

飲食業は基本的に1店舗に多くても社員は2人で、ほとんどがアルバイトでの構成となっております。アルバイトの確保にはやはり時給が高くないと中々集まらないのはご理解頂けると思います。

更に年々最低賃金が上がってきておりますので元々利益の少ない飲食業では人件費をかけることが出来ないため、慢性的に人不足の店舗が多いです。

 

 特に業種によっては各時間帯に必ず時間帯責任者が必要なこともあり、時間帯責任者がいない時間帯は社員で補うしかないという点から歪な勤務体系になることもしばしばです。

 

例:時間帯責任者の資格を持つアルバイトが2人います。それぞれのシフトは11時~17時と18時~22時だとします。開店時間は7時~23時、社員が1人の店舗の場合。

 

勤務時間

6時(仕込み)~11時、17時~18時、22時~24時(閉店作業)

計 8時間勤務(拘束時間18時間)

 

というような勤務体系が実際にあります。

 

ただ回避は可能です。

 

回避の条件としては地域差がかなり出てくる条件となりますが

 

普段よりコミュニケーションがアルバイト全員ととれており、シフト貢献度(飲食用語)が高いアルバイトが多くいる。

 

普段よりトレーニングに時間を使うことで、任せられる人間(時間帯責任者)が多くいる。

 

というのが条件になります。

 

そのためにも今いるアルバイトを大事に教育しコミュニケーションをとることが必要です。

 

・連休、祝日が皆無

 

これも10年経っても変わらないのが現状です。

基本的に飲食業は土日祝の売上がメインです。(イベント等を除いて)

その理由からこれは恐らく今後も変わらないと思います。

 

私自身も今の職種に転職して初めて盆休み、正月休みを経験することが出来ました。

飲食業時代は夏休み、年末、元旦などはとんでもない売上となりますので休んだことがなかったです。

 

これも回避は一部可能です。

 

普段よりコミュニケーションがアルバイト全員ととれており、シフト貢献度(飲食用語)が高いアルバイトが多くいる。

 

一つ目と同じ条件になるのですが、たださすがにアルバイトに土日祝全てを任せて休んでしまうことは今後の関係性からも厳しくなると思いますので、ある程度は出ざるを得ません。

 

・転勤が多い

 

これはどの職種でも同じかもしれませんが、とりわけ飲食業は多い部類に入ると思います。

 

定年まで同じ地域で働くことはほぼ皆無です。

 

これには理由がありまして、飲食業では

 

店舗の売上は店長が変わると3割変わる

 

と言われております。これは上にも下にも変わるという意味ですが、非常に売上の悪かった店舗の店長を変えることで一気に繁盛店になることもしばしばあります。

 

そのことからも飲食業では絶えず転勤と背中合わせの毎日です。

 

ちなみに私の例ですが

 

梅田(大阪)→川﨑→武蔵小杉→相模大野→町田→立川

 

と2年間で6回の転勤がありました。

 

当時は独身でしたので全く問題ありませんでしたが、家族がいたら間違いなく単身赴任だったと思います。

 

回避は出来ません。(業務命令の為)

 

・クレーム

 

チームでの運営のため、いついかなる時にでも発生する可能性があります。最初に言わせて頂きますがこれだけは避けようがありません。

とりわけお酒を提供する業態はとんでもないクレームが発生するリスクがあると思って下さい。

もちろん私も多々経験しております。以下は実際にあった例ですが

 

私はエリアマネージャーとして担当エリア店舗の視察に回っておりました。仕事の帰りに寄った担当店舗で事件は起きました。

 

末も押し迫ったある日曜日の深夜、この日はお客様の予約も少なく新人のトレーニングが入っていると聞いていたため店に向かった。店につくと非常にバタバタしている。団体客が3組入ったとのこと。すぐに手伝おうと着替え始めると店長が青い顔をしてバックルームに入ってきた。

 

「とんでもないことになりました!」

 

何のことか、説明をするよう言うと

 

「新人に乾杯のドリンクを運んでもらったら、やってしまったみたいです!」

 

この「やってしまった」とは業界用語で「ぶっかけ」というお客様にこぼして

 

しまったことを意味する言葉です。

 

「一番上の人を呼ぶようにと言っておりまして・・・お願いします!」とのこと

 

なんてタイミングで・・・と思いながらも 

 

問題発生から解決まではスピードが命の為、即お客様のところに行くと・・・

 

非常に強面の団体様がこちらを見られておりました。非常に高圧的な態度と聞き慣れない暴言を放つお客様達に囲まれました。なぜなのか、お客様一人一人に写メを撮られたのが記憶にあります。(記念撮影と思うようにしております)

 

 そんなこともありました。

 

32歳の転職の際のあることっていうのも、クレームが原因でした。

 

ご紹介させて頂いたクレームとはまた別件です。あることのクレームは想像を絶するクレームで正直ちょっと精神的にまいってしまった記憶があります。

 

もう忘れましたが!

 

転職後の業種ではお酒を提供していなかったこともあり、大きなクレームはありませんでした。

 

以上がデメリット4つとなります。

 

では

 

私が10年の飲食業従事で感じたメリット

 

 

・対人適応能力

 

飲食業では様々な立場の人と一緒に仕事をすることになります。

高校生、大学生、フリーター、主婦と本当に様々な人をまとめなければならないため、必然的にこの能力が付いてきます。(あくまでもしっかりと向き合ってればという条件がありますが)

 

私は飲食業で働くまでは女性と会話することが本当に苦手でした。

 

中学、高校のような友達として話すことは出来ますが、自分よりもかなり歳が離れている人と何を話せばよいかわからず、しかもそれが女性となればなおさら難易度は高かったです。

 

でもそんな私でも自然といつの間にか対応出来るようになりましたのでこの能力は誰でも付く能力だと思います。

 

・達成感

 

これは売上とかの達成ではなく、自分が教えた人間が成長することでの達成感や喜びです。

私の夢は「先生」になることでした。でも叶いませんでした。そのモヤモヤがずっとあったのですが、飲食業では本当に小さいことかもしれませんが多くの人の成長に立ち会うことが出来たと思っております。

 

子供が生まれ成長することに対し親が喜びを感じるように、教えた部下たちの成長は本当に喜びでした。

 

・人脈

 

飲食業という業種ならではですが、本当に様々な人に出会います。

芸能人からスポーツ選手まで幅広い人に出会うことが出来ます。そこからの人脈もそうですが、先ほどの達成感で書かせて頂いた自分が教えた人間が他のフィールドで働き始めたときに人脈は加速的に増えていきます。

 

私は現在異なる職種で仕事をしておりますが、自分の教え子たちとのコラボ企画や会社をあげてのタイアップ企画など現在の仕事でも繋がりがあり、またお互いに成果を上げることが出来ております。

 

これほど多くの人と出会える業態は飲食業以外なかなかないとさえ思っております。

 

・出会い

 

最後に昨今出会いの場が少なく(それだけが問題ではないですが)晩婚化が進んできております。

私も晩婚組の一人ではありますが、飲食業では本当に出会いが多いです。

 

この業種の最大のメリットと言っても過言ではないくらいこれは間違いないです。

 

私は様々な業態で働いてきましたが、結婚率は非常に高かったです。

 

これには理由があると思います。

 

ザイオンス効果ってご存知でしょうか。

 

単純接触効果ともいわれておりますが、

 

swingroot.com

 

 

特に新規立ち上げ等をする際、ほぼ毎日同じ人と顔を合わすことになります。

 

飲食業だけではないと思いますが、この業界は非常に多いです。

 

ぱっちんの同僚も9割が結婚しております。

 

かく言う私もその一人ですが・・・

 

最後に

 

 

以上が私が10年間飲食業で働いて実際に感じたメリット・デメリットです。

 

私が飲食業から離れて5年ですが、現在も後輩達とは連絡をとっておりましてこのメリット・デメリットは当てはまると感じております。

 

では最後に私がなぜそんなに好きだった飲食業を辞めてしまったかですが、

 

体調を崩した

 

が原因です。

 

あまりにも好きすぎて自己メンテに気をまわさなかったのが原因でドロップしてしまいました。

 

「そうだ!飲食店で働こう!」

 

と思われている方に少しでも参考になれば幸いです。

 

営業マンになってわかった。本当に必要な力は「営業力」ではなかった! 

 

私は今の会社には製造として採用され、それから2年後急遽営業部への異動となりました。

 

それから3年が経ちまして、現在は社内で上位の売上を上げることが出来ております。

 

私はもともと大学を卒業後に就職した会社で営業マンとして従事しておりました。

 

イメージしていた仕事とはかけ離れており、いわゆる「超ブラック企業」での仕事に辟易しておりました。

 

当時は「第二新卒」という言葉が出始めた時期でもあり、辞めるなら今しかないという気持ちから転職活動を始めます。

 

時代は超の付く就職氷河期、なかなか次の勤め先が見つかりません。

 

頭と体がリンクしているうちに辞めないといけないと強く感じ次の働き先がないまま仕事を辞めてしまいます。

 

そして行きついた先は「飲食業」

 

この業界も「ブラック」と言われていますが、私は10年ほどお世話になった業界です。

 

ただし、同業種で5回ほど転職していますが。

 

この理由と致しましては、若気の至りがありまして

 

「他の業態も見てみたい」

 

という気持ちが強かったためです。

 

結果的にいろいろあり34歳という年齢で今の会社に入りました。

 

f:id:pattin:20190515225435j:plain

 

 

 

営業への配属

 

 

今の会社はいわゆる「メーカー」です。

 

34歳にもなって恥ずかしい限りですが、入社の理由は私の好きな製品を作っていたというのが理由です。

 

それから約2年後(正確には1年7か月後)に現在の営業部へと配属となりました。

 

もともと営業という仕事には前向きな思いはなく、どちらかと言うとやりたくないという思いが強かったのですが、今の会社にとどまったのはすでにこの年では再就職先が飲食業以外見つからなかったというのが正直なところです。

 

営業という環境の中で、3年間ふんばってきてようやく売上、粗利共に1位を獲得することができました。

 

営業を始めたころは使い物にならないとか向いてないと言われ続けてきた私が諸先輩方を押しのけてトップに君臨しております。

 

なぜ売上1位になれたか

 

 

前置きが長くなりました。

 

ではこんな低スキルの私がなぜ営業で数字を残せたか?

 

それは私には「人に好かれる」能力があったからだと考えております。

 

この能力は誰しもが手に入れることが出来る能力です。

 

なぜなら!私自身が

 

「自分に自信がない」

「もてない」

 

ことにおかしな話ですが「自信」があるからです。

 

私は昔から

 

自分は出来ない人間である

 

という自覚が人一倍強かったという自負があります。

 

でもその「出来ないこと」

 

「他の誰か出来る人がやればいい」

 

とも思っておりました。

 

 

ゲームから学んだこと

 

 

人間にはそれぞれ能力が違います。

 

私はゲームが非常に好きなのですが

 

生まれ持ったステータスは人それぞれ

 

と幼少期から思っております。

 

ゲームから学んだ一番のことですが

 

「出来ない分野は他のできる人にやってもらうのがいい」

 

という考えに行きつきました。

 

戦士は魔法は使えないが攻撃力がある。

 

僧侶は力はないが周りをサポートできる。

 

といったふうに人それぞれ役割や出来ることは違います。

 

その中で私が目指したものは

 

「勇者」 です。

 

子供の頃は誰もが憧れるキャラクターだと思います。

 

現実世界でもこのカテゴリはあると思います。

 

それぞれが得意な分野を持ってはいても、それをどう活かしていいかわからない状態が多々あります。

 

その中で「勇者」の存在は

 

それぞれの得意分野を最大限に活かし、パフォーマンスをあげる。

 

ことが出来る唯一の存在です。

 

もっと簡単に言えば、勇者は本当に平凡なステータスではあるがスペシャリストを扱うことに関してのスキルを常備している。

 

更にかみ砕くと、

 

勇者という存在は、スペシャリストを巻き込むことが出来る。

 

もっと言えば、

 

スペシャリストに好かれる

 

からこそ平凡なステータスしかないものが目的を達成出来るという構図が出来ます。

 

営業で必要なものは

  

私の営業成績は私自身の力ではなく、サポートしてくれている仲間の力がほぼ全てです。

 

あくまで私個人の意見ですが、

 

「人に好かれる」ことは物事の一番の肝であると思います。

 

では

 

人に好かれるためにすることと言えば

 

「自分の思いを伝え、素直に頼る」

 

ことです。

 

仕事に例えるなら

 

「何としてでもこの仕事は受注したい。協力して下さい」

 

この一言を素直に言えるかどうかだけです!

 

and-plus.net

 

最後に 

  

さらけ出した人間はある種、最強であると思います。

 

営業だけではなく、どのようなポジションでもこのスタイルは伝わるはずです。

 

ロールプレイングゲームでも「勇者」という立ち位置のキャラクターが一人ですべてを成し遂げることはないです。

 

誰かの力を借りないとクリアすることは出来ません。

 

私と同じ「営業」を生業とされていて、もし現在悩まれておられましたら

 

一度さらけ出してみてはいかがでしょうか。

 

きっと今の状況が変わるはずです。

 

小売業に関わる問屋、メーカーはAR・VRの発展を考えて次の一手を考えるべき!

 

おはようございます。ぱっちんです。

 

名古屋出張3日目。

 

朝から商談までの時間を純喫茶でモーニングを食べながらくつろいでいます。

 

名古屋は今でもモーニングが主流です。

 

昔は大阪でも近くの喫茶店でモーニング食べてたんですが、チェーン店の台頭でなくなってきました。

 

 

f:id:pattin:20190514211932j:plain

 

 

 

リベート

 

 

私はメーカーに勤務しており、小売店の担当をしております。

 

小売業との取引をする上で、

 

「リベート」

 

というものがあります。

 

リベートについてわかりやすく言いますと

 

「割戻し金」(販売金額に応じたもの。及び予算達成に対するもの。)

 

です。

 

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

 

biz.trans-suite.jp

 

何年営業をやっていましても、未だにこのシステムは腑に落ちないシステムの一つです。

 

なぜ、腑に落ちないのかについて

 

簡単に小売業の説明をさせて頂きます。

 

販売の一連の流れ

 

 

一般的に小売店で販売されている商品は

 

メーカー → ベンダー(問屋) → 小売店

 

上記のルートが基本です。

 

この流れの中で各社が利益を得ることが原則です。

 

ただ専門店(Loftや東急ハンズ等)を除く、いわゆる「量販店」では

 

ある程度(というかほぼほぼ)物の値段は決まっております。

 

どういうことかと言いますと、例として

 

お弁当箱 ¥980~¥1480

 

のようにどこに行ってもほぼこれくらいの値段で販売されております。

 

この世の中で販売されている物はほとんどがある程度価格が決まっています。

 

特に量販店では!

 

曲げわっぱや金粉加工のお弁当箱は別格です。(このような商品は量販店ではなく専門店用でしょうけど)

 

問題はここからです。

 

先ほど量販店では物の値段は決まっているとお伝えさせて頂きましたが、更にここからある縛りが発生します。

 

「値入率」

 

というものがあります。

 

どういうものかと言いますと

 

例えば¥1000の弁当箱で問屋からの値段が¥500とします。

 

値入高は

 

¥1000ー¥500=¥500

 

値入率は

 

値入高÷販売価格 → ¥500÷¥1000=0.5

 

となり50%となります。

 

ご理解頂けたと思いますが、この値入率がなんと

 

「50%」

 

と設定されているところが多々あります。

 

思い出してください。

 

物の値段は決まっております!

 

値入率は50%です。!!

 

ベンダー(問屋)の取り分はほぼ固定です!!

 

え!!!

 

メーカーは???

 

ってなります。

 

更にそこから「リベート」です。

 

腑に落ちないのもご理解頂けると思います。

 

 

日本人の買い物の特性

  

致し方ない部分も大いにあります。

 

世界ではアマゾン、アリババの台頭からネットでの買い物は増えてきているのは言うまでもないですし、確かに日本でも徐々には増えております。

 

しかしながら、

 

やはり日本人は一度、ものを見てから買いたいと考えられているかたが多いです。

 

この度、イベントにて店舗を出していて特に感じました。

 

お客様から

 

SNSで見たことがあったから買いに来ました」

 

「一度見てから買いたかったから来ました」

 

という声が非常に多かったです。

 

日本人の特性だと思います。私自身も一度見て、触れてから買いたいと思います。

 

VRの発展で

 

 

では、店舗に行く必要がなくなったらどうなるのか?

 

と考えた時にVRの発展がこのシステムに終止符を打つのではと思っております。

 

昨今のVRの進歩は目覚ましいスピードで進んでおります。

 

おそらく近い将来には

 

「自宅に居ながらその商品をまさに使用している体験が出来るようになる」

 

と思います。

 

そうなったときに、今の小売業はどうなるのだろうかと危惧しております。

 

もちろんそこで仕事をしている私のような営業マンもそうですが・・・

 

「今のままでは必要なくなるかもしれません」

 

それも時代の流れなので仕方ないのかもしれません。

 

でも購入者にとっては確実に便利になっています!

 

新しい流れにいかに早く、上手に乗っていけるかの適応能力が営業マンもそうですが、業界にも必要になってきます。

 

1つ便利になると、そこに対応できない1つは確実に淘汰されていきます。

 

高齢化社会の現代に、リアル店舗を必要とされているかたも多くいらっしゃるはずです。

 

柔軟な対応が全ての業種で必要になってくると思います。

 

最後に

 

 

「AR」「VR」などの業種は日進月歩です。

 

「小売業」「ベンダー」「メーカー」はどのように対応していくのか。

 

現場で見守りたいと思います。

 

メーカーの営業マンは大変だと思っていたが、問屋の営業マンはもっと大変だと感じた出来事! 

 

 

f:id:pattin:20190511231755j:plain

 

「営業」という仕事はどんな職種でも大変なイメージがあると思います。

 

その中でもメーカーの営業にはどのようなイメージをお持ちでしょうか。

 

私自身は決まったものを売るだけの容易なイメージがありました。でも実際は売り場での陳列や細かな作業などイメージとは全く違った環境でした。

 

メーカーという立ち位置の為、販売先は量販店などが多いのですが取引先のほとんどで「問屋」を通した取引となっております。

 

今回は「問屋」の営業マンと東京への同行営業で起きたことです。

 

 

 

 

東京への同行営業

 

 

今回の東京出張の理由は大きく2つ

 

・新規の商品開発

・9月のイベントの打ち合わせ

 

でした。

 

いつも思うのですが、商談って地域で全く異なります。

 

私が住んでいる大阪では

 

「ナニワの商売」

 

が未だに存在します。

 

 

ナニワの商売とは!

 

 

顔見知りから物を買う!!

 

簡単に説明しますと

 

「今日、近くを回ってますんでお茶飲みに行っていいですか?」

 

これがアポイントになります。(本当ですよ!)

 

客先では先方の担当者に

 

「毎日来てるけど、他に回るとこないんか?」

 

ともちろん聞かれます。

 

もちろん回るとこはありますが!

 

「ありまへん!!!」

 

と言って本当にお茶だけで帰ります。

 

これを毎日いろいろな所でやってますと

 

「おまえ、売上取れてへんやろ!何かわからんけどこうたるわ(買ってあげるよ!)」

 

と言ってくれるところが必ず月一であります。

 

わかりやすい例としてですが、これが

 

「ナニワの商売」です。

 

もっと噛み砕いて言えば

 

歩いた分だけ売上が取れる

 

と認識頂ければと思います。

 

そんなナニワの商売を日々行っている私ですが、今回は東京のお客様から呼び出しがかかりました。

 

相席での営業

 

 

新規提案先からの依頼ということで重い腰を上げざるを得ない状況でした。

 

それに伴いメインの問屋さんと打ち合わせをするべく、打ち合わせ場所に向かいましたら・・・

 

なんと!!!

 

全く知らない問屋さんの担当者が総勢3名いらっしゃいました。

 

メインと合わせると問屋さんが4名に対し、メーカーはぱっちん1名のみ。

 

どういうこと???

 

って思いましたよ。

 

話を聞くとどうやら他3名の問屋さんの担当者はクライアントから呼び出されていた模様。

 

急遽、打ち合わせが顔合わせに変わりました。

 

他3名の問屋さん曰く

 

「某飲食店(クライアント)から見積もりをもらえと言われております。見積もりを下さい」

 

とのこと。

 

正直、

 

「え?なにこれ??」

 

って思いしかありませんでした。

 

そもそも呼び出された理由も聞かされていなかったのですが、こういうことだったのかと・・・

 

昨今、企業合併のニュースが非常に多くなってきました。

 

 

量販店が私が幼い頃は非常に台頭しておりましたが

 

今や名前すら知らないという人たちもいます。

 

昭和にあった量販店が今や数えるほどしかなくなってます。

 

メーカーとしての売上はほとんど変わらない状況ですが、売り先が少なくなったことにより

 

「問屋さん」は

 

本当に厳しい状況なんだと実感いたしました。

 

言われるがまま、各問屋さんに見積もりをその場で提出し、いざ商談へ

 

商談時は問屋さんの4人は全く話すこともなく、各々電卓をたたいておりました。

 

恐らく

 

各社がギリギリの粗利でクライアントに見積もり提示をするのだろうと思います。

 

日本の首都である東京がもはやこのような状況になってしまっているのならば、おそらく今後日本全国がこのような商談スタイルになってしまうのかと思いました。

 

小売業や飲食業はピンチだとニュースでよく耳にしますが、それ以上にそこに頼って商売をしているところがあるということ。

 

本当にピンチなのはもっと末端で商売をしているところであり、小売業や飲食業がすぐに駄目になることはない

 

と感じました。

 

jobgood.jp

 

最後に

 

 

クライアントからの再見積もり提出が来週となっております。

 

私の見積もりによって、あの人達の人生が(大げさかもしれないですが)変わってくると思うとなかなか出すのをためらってしまいます。

 

東京に行く度に新たな危機感を抱いております。

 

その都度、何事にも柔軟に対応出来るようにならなければと思います。

 

一つにしがみつくことはもはや「危機」でしかないと思います。

 

 

勤続20年!40歳目前に友人が飲食業を辞めようと思った理由は?

  

令和1年初日。本日も雨です。

 

元号が変わる時間までそわそわしながら、一人晩酌をやりながら待っておりました。

 

子供が出来る前までは、しょっちゅう奥様と飲みに行っていたのですが最近はもっぱら一人晩酌です。(奥様は妊娠を機にお酒をやめました)

 

会社は車通勤の為、仕事終わりの飲み会も一切ありません。

 

どんどん飲む機会が減ってきております。

 

このGWも奥様と子供の体調が悪く、一切外出出来ない状況です。

 

ですので、改めて6月にちょっと休みをとろうと画策中です。(可能なら)

  

 

 

 

f:id:pattin:20190501232719j:plain

 

最後の同期からの連絡

 

 

激動の平成を共に戦ってきた同い年の男から突然連絡がありました。

 

彼とは飲食業で働くことになった24歳の時に出会い、共に切磋琢磨しながら頑張ってきた仲です。

 

お互いに嬉しいことがあったときには共に喜び合い、悲しいことがあったときには一緒に涙したりと飲食業は共に過ごす時間が非常に長い為、家族のような存在になっておりました。

 

一緒に働いていた20代の飲食業時代は本当に楽しかったです。売上も右肩上がり、給料の上がり方もほぼ垂直飛びのような上がり方の時代でした。

 

ただ、サービス業以外の友人とは全くと言っていいほど会えなかったですね。

 

週末や土日開催の同窓会やイベントなどはほとんど参加出来ませんでした。

 

知り合ったり、飲みに行ったりは同業他社の方しかいませんでした。

 

20代ではお互いの夢や野望を語りあっていましたが、1人また1人と飲食業から離れていき30代では初期の友人はほとんどいない状況でした。

 

飲食業で体感した実際の離職率

 

 

ご存じの通り、飲食業の離職率は非常に高くどれくらいかと言いますと

 

30%くらいは多いと思わない数字です。

 

一番多かったところは

 

80%ほどのところもありました。(ほぼいなくなりました)

 

20代で夢を語り合った仲間もほとんどが結婚(子供が出来た)を機に去っていきました。

 

その中で最後まで残っていた仲間が1人だけいました。

 

冒頭の連絡をくれた男です。

 

昨日、その男が飲食業を去りました。これで夢を語り合った仲間達は1人もいなくなりました。

 

彼曰く

 

「平成の時代に夢見てやってきたが、平成の終わりで一区切りつけたかった」

 

とのこと。

 

なぜ今この時期に辞めようと思ったのか

 

 

要因はいろいろとあるようですが、

 

飲食業界を取り巻く変わらない環境が大きな原因の一つと思っています。

 

 

www.pattinjp.com

 

デフレ、人件費高騰、人員不足・・・

 

私達の世代は

 

マンパワー

 

で乗り切ってきたことが多くありましたが、上記の問題はもはや個人の力ではどうしようもないことです。

 

飲食業を経験された方はほとんどがこのように感じていると思います。

 

insyokutentensyoku001.com

 

最後に

 

 

飲食業だけではないですが、

 

令和に希望をもって生きていきたい!

 

と強く思います。

 

この友は社会人になって初めてのGWを満喫するとのことです。

 

精一杯楽しんでもらいたい!

 

心からそう思います。

 

 

  

サービス業が抱える本当の問題は?  〜ぱっちんのお道具箱〜

 

 

 

 

最近巷で話題になっている「コンビニの時短営業問題」

 

最近巷で話題になっている「コンビニの時短営業問題」を聞いていて、ちょっと思ったこと(思い出したこと)がありましたので書かせて頂きます。

 

ぱっちんの高校の同級生も今話題になっている店舗のすぐ近くでコンビニを経営して

 

いるのですが前回会ったのが10年前の同級生の結婚式で、

 

それ以来はいつ飲みに誘っても

 

「今日は仕事・・・」ということで全く会えておりません。

 

10年前も疲れ果てていて同い年には到底見えなかったのに・・・

 

大丈夫やろうか・・・

 

  

彼が休めない原因は

 

 

 

彼が休めない原因は昨今言われている「人手不足」とはちょっと違うんです。

 

ぱっちんもサービス業に長年従事してましたので言えることなんですが

 

「人手不足」が原因で休めないのではなく、

自分(経営者)がシフトに入らないと利益が出ないことが問題なんです。

 

単に人がいないだけならば、新しく人を雇えば解決するんです。踏ん張る必要はありますが、新しい人を雇うまでの期間という有限の踏ん張りで済みます。

 

でも、夜間帯に人を入れることによって利益が出なくなってしまう場合はどうでしょうか。自分が入って人件費を削る以外の方法が無くなってしまいますよね。

 

まさに

 

先の見えない無限の踏ん張りが必要です・・・

 

これが本当に心身共に疲れる要因なんです。

 

私が働いていた時はまだ人を雇うことが可能でした。

 

単純に他の近隣店舗よりも少し時給を高くすると応募が必ず来ておりました。

 

では、現在はどうかというと

 

f:id:pattin:20190412225755j:plain

 

厚生労働省HPより

 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

 

  

この15年ほど全国の最低賃金が上がり続けてます。

 

私が東京の立川で仕事をしていたときの2004年は最低賃金が710円でした。

 

この時、仮に900円でアルバイト募集をかけたら恐らく人は集まったと思います。

 

ただ、2017年の最低賃金は958円です。

 

物(サービス)の価格は?

 

 

ここで考えて頂きたいのが、この15年で最低賃金は上がっているがそれに伴って

 

サービス業の価格が同じく上がってきているかです。

 

上手く価格を上げれているところは良いのですが、ほとんどの所ではほぼ変わっていない状況です。

 

居酒屋をイメージして頂ければ、お会計時に昔より1.5倍近いお支払いには恐らくなっていないと思います。

 

むしろこの業態に関しましては、全品定額の店舗が台頭することにより客単価は私が働いていた時よりも低くなっていると思います。

 

大企業が運営している業態ならまだしも、個人のフランチャイズでは売上はほぼ横ばいもしくは徐々に右肩下がりのなかで変わらないロイヤリティとどんどん上がる人件費を考えると厳しいのは明白です。

 

更に夜間に関しましては人件費が25%アップします。

 

手の打ちようがありません。

 

おわりに

 

 

ネガティブなことばかり言ってきましたが、解決策を模索して大手コンビニでは「時短営業のテスト」を実施しております。

 

是非とも実施しているテストの結果を活かし、サービス業に従事している方々が笑顔で働ける状況を再構築して頂けたらと願います。

 

疲れ果てた店員さんではなく、いつも笑顔で元気な店員さんの方がお客様も気持ちよく買って頂けると思いますし、売上も安定するのではないでしょうか。

 

理想論ではありますが、そうなることを切に願っております!

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ